10年前ほど前に載せた初心者が作るジオラマは あまりにも酷い内容だったので(笑)、今回は市販品の材料を使って作ったものを紹介。今回は、所有車両を卓上に飾るのを目的として作ってみました。むき出 しジオラマは、埃がすぐ積もって美しくないので、今回は蓋付ケースを使用。100円ショップなどでコレクションボックスの名で売られているものを使ってみ ました。
<作り方>
土台の造形
梱包などに使われる発泡スチロールを、ケースに収まる大きさにカット。希望の形に整えます。発泡スチロールにもよりますが、ボロボロと崩れないタイプでし たら、切れ味のいいカッターで十分です。崩れやすい発泡スチロールの場合は、ニクロム線による発泡スチロールカッターで切ります。
表面を整える
着色や草木の接着のために、プラスター(石膏)で覆います。私は、水に濡らすだけで使える、プラスタークロス(包帯に石膏の粉をまぶしたようなもの)を使いました。濡れた手で表面をなでて、表面を滑らかにします。
レールの糊付け・表面の着色
白のままでもいいですが、草木が少ない部分で地面むき出しの雰囲気も簡単に再現できるので、とりあえず土色に。黄土色など明るい茶で塗るだけでいいと思 います。私は、余った水彩絵の具を使いましたが、このあと水浸しにするので、水で流れないものの方がいいかもしれません。
バラストを敷く
枕木・レール周りにバラストを撒き、やわらかい筆でバラストの位置を整えます。霧吹きで細かい霧を拭きつけ、静かにバラストを湿らせ、水で溶いたシーナリーボンド(水性の白い木工ボンドでも可)を垂らしてバラストを固定します。
緑化
バラストと同様、シーナリーパウダー「ターフ」を撒いて整えます。バラスト同様、湿らせてボンドで固定していきます。ターフは異なる色を混ぜるとリアル感が出ます。
低木・木などを糊付け
市販品の木、ライケン、フォーリッジなどを千切って糊付け。ランダムに配置する事で、雰囲気が出てきます。
ケースに収めて完成
今回は100円ショップのコレクションボックス・ミニというのを使いましたが、いろいろサイズがあるようなので、お好みのを見つけてください。
おしまい。