EMD Fシリーズは、独特なボンネットが印象的で、アメリカを代表する機関車です。模型化されたFシリーズは結構あります。F7ですとKato, Life-Like, Lima, Bachmannなどなど。F3, FTも数社から発売されています。今回取り上げるFP7は、他に比べるとほんのちょっとレア?な機関車です。
FP-7のNゲージは、Model Power でリリースされており、近々バージョンアップされた物も発売予定です。そう考えると今回の改造ってあんまり意味がないかもしれません(笑)。ということ で、今回の改造は、適当にやります(笑) いつも適当だって?(汗)
まずは触ってボディチェック
シェルを見る限り、結構いい線行ってます。 Fシリーズで不自然になりがちなナンバーボードもいい感じについてます。 1575円と思えば上出来ですね。 カトーのF7には負けますが、Life-LikeやBachmannには勝てる品質ですね。 スカートもプラスチックなのでそのまま活かせそうです。 カプラーの穴も、少し広げるだけで使えそうです。
面白いのは後ろのカプラーはNゲージ標準のアーノルド。 客車でも引けってか? ただし台車と一体なのでマグネチックへの交換は出来ません。 どちらにしても、動力に替えるので全く関係ありません(笑)。 塗装が安っぽい雰囲気を醸し出してますね。 こちらもAmtrak色に塗り替えてしまいますので関係ありません。
早速分解
FP-45と同様、土台のシールをはがしてねじを取ります。されに車体裏のねじ2本をはずすとボディが外れます。 ヘッドライト、側面窓、ナンバー ボードはバリバリ接着されてますので、再利用は難しそうです。 私は、破壊して取り外しました。 キャブの窓は、丁寧にはずせばまた使えそうです。
ボディだけにしたところで、ストリップショーの始まり。シンナー等に浸して塗装を落とします。 私はMr.ColorのMr.うすめ液を使用してます。 たまに吸い過ぎて記憶が飛びます (ぉぃぉぃ)。 Zip-locなどに少量のシンナーとボディを入れて振ると、臭い思いをせずに、ある程度まで落とせます。
とりあえず動力
余ってるF7の動力を使おうと思ったのですが、FP7の方がボディが長いため不向き。そこで腐ってたLife-Like F40PHの動力を使うことにし ました。大抵のF40PHは、F7と同じ錘が入ってますので、FP7でちゃんと活かせます。しかし、ロットによっては、形が若干違うので要注意です。合わ ない場合は、ボディの内側を削ったり、錘をけずったり調整が必要です。
そのままでは若干長いので、シャーシフレームの先端を切り落としました。するとほとんどOK。後部のカプラーが長めになるものの、とりあえず長さはボディ フィット。次に動力側の燃料タンクと引っ掛け爪をヤスリでけずって、ボディ幅が膨らまないように調整。折角なのでボディの内側にも爪が軽く引っかかる溝を 作成。予想以上に簡単でした。
ボディーの調整
ライフライクの動力を使うと、台車がかなり大きいため、カーブの際にタンク付近のスカートと接触してしまいます。そこで右の写真のように少しだけ削ります。前のカプラーの穴も少し広げると同時に、ボディマウントのカプラーが取り付けられるように取付座を接着しました。後ろのカプラーは、手抜きのトラック(台車)マウントです。
そして塗装
ア ムトラックの塗装は基本が一緒なのでFP45とほぼ同じになります。FP7が使用されていたのは、Amtrak発足後数年のみなので、フェーズ1の塗装と なります。フェーズ2、3の塗装を見たような気がする方もいらっしゃると思いますが、恐らくE8やFL9の写真です。ここは男らしくフェーズ1で決めま しょう(なんのこっちゃ)。
FP45同様全体をシルバーで塗ります。私はタミヤのアルミシルバーです。以前タミヤのシルバーリーフを使ったことがありましたが、派手すぎて失敗しました(笑)そして屋根上・床下はフラットブラック、前面はMr.Colorの社員シャインレッドがお勧めです。今回私はイタリアンレッドを使いましたが、やっぱり失敗でした(笑)
デカールはマイクロスケールのNo.60-100を使用しました。実車の写真を見ればわかると思いますが、キャブの側面窓の下は青文字 の”Amtrak”、アロー、そして後ろに青文字で車体番号となります。両側面ともに共通です。リアルなFP7の番号は、110~123、または 492,493です。デカールの貼り付けには、おなじみの Set と Sol を使いました。
その後
結局、Model Power社からリリースされた為、中途半端な存在に・・・。FP7が欲しい方は、完成品買ったほうがいいみたいです(笑)
よりディテールの細かいものを求めるなら、Intermountain社からもリリースされています。