昔、NゲージのGeneral Electric社 P30CH ディーゼル機関車が欲しくて他機をベースに改造した鉄道模型のお話。種車は海外 Minitrix GE U30CG というディーゼル機関車。
本来の製品には前後手すりが付いていますが、欠損した中古だったのでこのような姿です(笑)
U30CG
U30CGは、ATSF(サンタフェ鉄道)用に作られたGE製ディーゼル機関車で、GE U30Cのフルカウル版に蒸気発生装置を載せたディーゼル。型番末尾のGは、Steam (G)enerator を表しています。ボディ側面は流線形客車にマッチするコルゲートで、ボンネットは丸みがあるスタイルでした。
P30CHと比較
U30CG の全長 67フィート 3”に対し、P30CHは72フィート4″ 。 約5フィート短いですが、形状的には恐らく一番近いかなと。中学時代に読んだ Railroad Model Craftsman誌 1984年8月号 “Modeling Amtrak: Part II, Available Models” の記事内でも “Somewhat resembles P30CH” との記述が記憶に残っています。U30CGを作ってるメーカーのMinitrixも、ラインナップにAmtrak塗装がありましたので。
U30CGの改造箇所
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ボンネットの修正
P30CHの特徴は、角ばったボンネット。U30CGは丸み帯びたボンネットなので、ここは改造しなくてはなりません。 技法は、 誰でも思いつく必殺パテの山盛り・ヤスリ戦法(笑) 実車の写真を見ながら削り出しました。 キャブ窓周りも少し傾斜をつける必要があったため、キャブ回りもパテを盛っています。
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側面の修正
U30CGの側面はコルゲート。 このままだとだいぶ印象が違うので、側面を修整しました。 パテ盛り+ヤスリで側面を整える自信がなかったので、薄いプラバンでコルゲートを覆う形に。 プラバンが薄すぎたため、接着剤と化学反応起こした箇所がボコボコになったのは内緒ですw
屋根のアール、車両の長さ、ラジエターの位置等、むしろ違う所の方が多い気もしますが、雰囲気が出ればOKという事で全てスルーしました(笑)
P30CH 風 U30CG (笑)
角ばったフロントも出来たのでまぁまぁかなと。 ライト周りやスカート周りもちゃんとディテールアップパーツを買って取り付けようと思ってましたが、一向に進まず。 結局このまま完成となりました(笑) 毎度ながら適当な仕上がりですみません。