Nゲージのバックマン GE U36B Auto-Train は、1975年から数年間に製造されたもの。絶版という事もあって、現在でも稀にインターネットオークションに登場します。
荷物車・客車はスケール的にさほど問題ありませんが、モーター車は、内蔵するモーターの都合で胴体もやや太め。手すりも太めなため、現行品の鉄道模型と並べるとどうしても見劣りしてしまいます。そこで、ちょっとはマシなものは作れないかと,昔改造したU36Bを紹介します。
結局U36Bはバックマン製しか存在しないため、ボディを改良するのはほぼ不可能。そこで、とりあえずおもちゃっぽい手すりを交換する事にしました。使用したのは、バックマン現行品のU36Bと、アトラスのGE Uシリーズの手すり。側面の凹凸を揃えるために微量のプラバンを接着。後は手すりを取り付ける穴を開けてはめるだけ。だいぶ印象が変わります。
塗装のほうも、よく見ると実車とだいぶ異なります。塗装するまで気がつきませんでしたが、バックマンのオートトレインのフォントは詰まりすぎ。TMってのも入らない(笑) デカールは市販されてませんでしたので、パソコンで自作。ゴシック系フォントの文字間を広げてデカールシートに印刷しました。
上が当時のモデル、下が今回作ったモデルです。ボディーが太めなのがちょっと気になりますが、手すりと塗装が違うだけでもだいぶ許せます。工作的にも結構楽しめましたし。
でも、やっぱりボディーが許せない。とお思いの方は、若干サイドパネルは違うものの、アトラスのUシリーズに大き目のラジエターをくっ付けければ、なんちゃってU36Bになります。こんな感じで。
ベースがU23Bなので、U36Bと呼ぶにはちょっと抵抗がありますが、多くの人は違いに気がつかないと思いますw アトラスあたりがきちんとリリースしてくれれば、問題解決なのですが、なんせSeaboard Coast LIne、Auto-train、Conrail塗装しか実在しませんので、商売的にはちょっと難しいのでしょうね。 そう考えると、自作するのが正解かもしれません。