2000年頃、Minitrixから発売された U30CG を P30CH 風に改造したことがありました。実車より短かったものの、 当時はそれなりに満足してて、よく部屋に飾っていました。このネタは、先日記事にしました>U30CG から P30CH の製作 (2000-2001年)
P30CH 再び
P30CH欲しい病が再発したのは、White River Productions発行 HO Collector 2019年 第一四半期号を見た直後でした。記事内に幻となったAmerican GK社の図面を発見。ある程度寸法も記載されていたので、ネット上の他の資料と織り交ぜながら3Dデータ作り。 80時間近くかけてなんとか形にしました。
あえて図面通りではなく、個人的な好みで部分的にデフォルメ。 ボンネットのエッジ部分は図面より若干丸みを出してます。キャブ正面のスラントも少しオーバー気味に数度傾斜を大きくしています。 良かったかどうかはわかりませんw
P30CH の動力
GEのC-Cの動力というと、恐らく多くの人がKato U30Cあたりを連想すると思いますが、実はP30CHは約5フィート長いため使えませんでした。とはいえ動力だけのためにDash-8クラスのものを買って使うのももったいない。そこで、貧乏人らしくレトロで安価なライフライク E8/9を選択(笑)
ただ、台車が違うので台車枠まで自作する羽目に。元々付いていた燃料タンク型ウェイトも外し、3Dプリンターで角ばったものに作り直しました。ちょっと軽くなった分パワーも落ちてしまいますw
ボディーバリエーション
自宅 3Dプリントのいいところは、データをちょこっと弄っては出力できる所。 塗装の世代に合わせて、ちょっとだけディテールを変更しました。 今回作成したボディーデータは3種類。
Amtrak Phase II 時代
Amtrakに導入された1976年頃のイメージで製作。 帯を遮る側面縦長のグリルが追加される前の姿です。 この車両、完成目前にして落として割ってしまいましたw
Amtrak Phase III 時代
Amtrak 塗装が フェーズ3に移行された頃には、側面の縦長グリルが標準に。 ボンネット上部も改造痕?の枠やリベットを入れたりと、ちょっとだけ変化を付けてます。
Amtrak 架空Phase V 時代(?)
もしリビルドされて生き残ってたら?という設定で適当に作成(笑) 運転席のエアコン設置をアクセントにし、義務化されたディッチライトもつけてみました。 まぁこれはこれでカッコいいのでは(笑)
完成写真
色々と問題や課題がありますが、概ねこんな感じで仕上がりました。カプラー入ってませんが(笑)
作った感想
P30CH風U30CGに比べて、だいぶリアルに。 もっといろんなディテールを足したかったのですが、基本設計に色々と無理があったので、一旦完成に。
毎回なのですが、作ってる途中に改良点や改善したい点が次々と出てしまいます。 設計が甘いのでしょう(笑) 今回も燃料タンクの取付部分がイマイチ、UVレジン特有の縮み対策の構造もあまり機能せず。 さらにシェルが薄すぎて、縮む際に波打ちやすいなど課題も多数。 まだまだ工夫と研究が必要です。
というわけで、ふたたびP30CH改良版製作中です(笑) 来月には記事に出来るかな?(笑)