東武東上線沿線でたまに見かけた軌道検測車 EM80-40 。 スペーシアカラーを纏った車両で、日中は線路脇にちょこんと止まっていました。 初めて見た時から、いつか自作したいと思っていた車両です。 3Dプリンターがだいぶ使えるようになったので、Nゲージ車両として作ってみました。
情報収集
EM80-40 の資料を全く見つけることができず(汗) 結局自分の記憶と写真を参考に作る羽目に。 見えない部分はネットに上がってる写真を参考に作ってみました。 そんなわけで、どこまで正確かわかりません(笑)
EM80-40 モデリング
過去に作った EM80-40
実は、最初にFDM方式の3Dプリンターを買った時に、Bトレインショーティーサイズで挑戦しました。 モデリングの知識もゼロの状態でスタート。 かなり時間をかけて作った記憶があります。 当時の出力品がこちら(笑) お世辞にも使える状態ではありません(笑)
この後、光硬化レジンを上塗りして表面を整える技法を思いつくのですが、平な面はいいものの、ディテール部分が全く再現できず。 結局お蔵入りしました(笑)
EM80-40 再び
約3年が経ち、モデリングに再挑戦。 Bトレインショーティーシリーズも終息のようなので、今回はフルサイズでのモデリング。 資料不足に悩まされながら、まぁまぁ納得いく形にできました。 過去に作ったことのある形状なので、データ作りはサクサク進み、ボディは1日もかからず。
余裕があったので(?)、塗装しやすいようにパーツを別データで作成しました。 屋根上は、エアコン・排気ユニット?・ホーンを別部品に、側面は塗装が面倒そうな窓枠を別パーツにしました。
難関の足回り
製作で一番大変だったのは床下でした。 資料がなく、様々な写真から機器類の位置関係を推測で配置しました。また、検測用車輪も再現できず、レリーフでごまかす形になりました。
全長すらわからない状態での製作だったので、動力ユニットに合わせて若干アレンジする形で対処しました。 今回使ったのは、鉄道コレクション用動力ユニット TM-06R (18m車用)です。
3Dプリンター出力
出力は所有のAnycubic Photon。若干癖がありますが、概ねいい仕事をしてくれます。 出力品は、ボディのほか、エアコン、屋根上の排気ユニット、ホーン、窓枠でした。 床下は、台車レリーフ4種(全部違うw)と床下機器左右で2種です。意外と多かったです。 正面の窓枠+ワイパーもやる予定でしたが、塗装し始めてから気づき、今回はなかったことに(笑)
塗装
毎度ながらやる気がないので、白はサーフェイサーのままです(は?) 窓枠グレーもサーフェイサー(ぉぃ)、 さらに側面の黒帯もサーフェイサーw ちょっと厚みがあるのはそのせいです(笑)。 床下は、昔買って腐りかけてた余りもの Mr.Color 軍艦色(1)31番 です。
車体の帯は、赤がタミヤアクリル X-7。 オレンジは、赤 X-7に少量の黄色 X-3 を適当に混ぜ混ぜ。 目分量なので再現不可能です(笑) 文字のデカールはいつもの自家製。透明デカール紙にレーザープリンターです。 フォントはTimes New Roman, プラッサートイラーの文字は角ゴシックだったと思います。
完成
こんな感じに。塗装の下手くそ感がにじみ出てます(笑)次回はもっと真面目にやりたいと思いますw
EM80-40 は1両しか実在しないのでいっぱい作れません。折角なので余ったボディを活かして、車両メーカー Plasser&Theurer風のなんちゃって塗装も。ちょっとロゴ大きかったかな(笑)
まぁいいんじゃないでしょうか。遠目で見れば(笑)
電装系
ライト周りは光ファイバーでシンプルに取り付けたいと思っています。肝心の材料が届いてないので、届き次第組み込みたいと思います。動力も鉄道コレクションのままですが、金銭的余裕があったらDCCデコーダー積んでもいいかなと思ってます。それにしても軌道検測車って単独走行なので使い道ないですよね(爆)
おしまいw